甘味処鎌倉
創業は未来へのスタート 創業支援事例紹介
「やってみたい…」から「やってみる!」へ
FC加盟で叶えた自分のお店
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店名:甘味処鎌倉 小江戸佐原店
代表:山口 ひとみ
業種:飲食店経営
創業年月:令和2年11月
住所:千葉県香取市イ1902‐7
創業支援事例紹介動画
事業内容を教えてください。
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千葉県香取市の佐原で、「鎌倉わらびもち」の製造・販売を行っています。佐原の街は、行政が江戸時代の建物の保存に力を入れ、情緒溢れる街並みが残されていることから「小江戸さわら」と称され、人気の観光地となっています。
「鎌倉わらびもち」と聞くと、神奈川県の鎌倉市を思い浮かべると思いますが、鎌倉時代から続くわらびもちの名称なんです。秘伝の配合と製法で作った「鎌倉わらびもち」は、独自のとろけるような口溶けと、つるんとしたのど越しが特徴です。
店内でお召し上がりいただけるほか、お土産や贈り物としてたくさんのお客様にご利用いただいています。
こだわりやおすすめを教えてください。
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当店の「鎌倉わらびもち」は、本わらび粉をはじめ沖縄産の黒糖など国産の材料だけを使用しています。添加物や防腐剤を一切加えていなく日持ちしないため、毎朝早い時間から職人が手作りしています。わらびもちはとても繊細で、味や食感が天気や気温に左右されてしまうため、熟練の技術で練り上げています。
また、ぜひお試しいただきたい商品が、わらびもちと飲み物がコラボした「わらびもちドリンク」です。メニューは現在、鎌倉オリジナルブレンドの「珈琲ミルク」や浅川園の「お抹茶」 、「いちごミルク」の3種類あり、お子様から大人の方々までご好評いただいています。
創業を選んだ理由は?
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昔から「自分のお店を持つことができたら楽しいだろうな。」と思っていて、会社員時代から、どうしたらお店を持てるのか独学で調べていました。
自分自身で創業する道と、FC(フランチャイズ)に加盟する道を検討していたところ、FCの「甘味処鎌倉」を知りました。問い合わせをして説明会に参加しお話を伺っている中で、伝統的な甘味「わらびもち」を、現代に合わせた新しい形で提供するというスタイルに感銘を受け、FCの「甘味処鎌倉」で創業しようと決めました。
創業する前と現在の心境はいかがですか?(創業にあたり大変だったことと、その解決方法を教えてください。)
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FC本部からのサポートはありますが、何もわからない状態で、何もかもを1人で計画を立て実行するということが1番大変でした。
会社員として働いていた頃は「決められた仕事」「与えられた仕事」に追われる大変さがありましたが、創業した今は、自分が動かなければ「何も始まらない」「何も進まない」といった、会社員時代とは違った大変さがあるということを身に染みて感じています。
コロナ禍における影響と対策について教えてください。
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当店がある佐原の小野川周辺は、観光客向けのお店が多くて、新型コロナウイルスの影響で観光客が激減していることが、当店の収益にも大きな影響を与えています。
とにかく今、できることを考えて、InstagramなどのSNSで、佐原の情報や商品紹介を発信しています。
「コロナが落ち着いたら佐原に行ってみたい。」とか「佐原の『甘味処鎌倉』に行きたい。」とか思ってもらえたらいいなぁと思っています。
千葉県信用保証協会を利用していかがでしたか?
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千葉県信用保証協会さんとは、創業するための融資を受ける際に、初めてお世話になりました。
はじめは「堅苦しい所だろうなぁ…」と思っていましたが、実際に担当の方と会ってみると、わからないことや知らなかったことの相談や、困っていることや不安に感じていることなど、とても親身に話を聞いてくれたので、ほっとしました。
今後も様々なことで頼りにしていきたい存在です。
これからの夢や展望を教えてください。
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まずは、コロナが落ち着いて、佐原に観光客が戻ってきてくれることですね。以前みたいにたくさんの観光客の方に、佐原の街を観光しながら、『甘味処鎌倉』のわらびもちをお楽しみいただきたいですね。
現在、創業をお考えの皆様へメッセージをお願いいたします
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創業は大変なことも多いですが、「やってみたい・・・」から「やってみる!」へ変えることができれば、多くのことを学び、自分自身も成長することが出来ると思いますので、やってみたいと思ったことを諦めないで欲しいです。